数々のドラマ作品の舞台として富良野が使われています。現在でもそれら作品に使われた喫茶店や資料館などの施設を利用でき楽しむことができます。

富良野は、富良野市在住の脚本家で、演出家の倉本聰さんが手がけた数々のドラマの舞台となっています。俳優や脚本家を養成してきた、倉本氏の私塾「富良野塾」は先日閉塾し、26年の歴史に幕を下ろしましたが、ドラマの名残は観光名所として健在しており、大変人気の高い場所となっています。
まずは人気ドラマ「北の国から」では、富良野駅の近くに資料館があり、初期からの貴重な資料を展示しており、思い出のシーンが鮮やかに蘇ります。麓郷の森もファンには見逃せないスポットで、1981年当時のロケで使われた丸太小屋を中心に、写真館や喫茶室などが点在しています。さらに「'89帰郷」の中で主人公が畑から大量に出る石を使って建てた石の家や、その後廃材を利用して造られた拾ってきた家なども実際に見ることが出来ます。

新富良野プリンスホテル近くにある「森の時計」という喫茶店は、2005年に放映された「優しい時間」で、主人公が経営していたもので、現在でも実際に営業しています。ドラマの設定と同様に、静かな店内でお好みのコーヒーを、自分でミルを使って豆をひきながら、落ち着いた時間を過ごすことができます。そして大きな窓からは、美しい木々だけでなく、時折エゾシカやキタキツネも見かけることがあります。
そして最近では「風のガーデン」のドラマの舞台となったブリティッシュガーデンが話題となっています。緑の木々に囲まれた広い敷地に、2006年の春から2年の歳月をかけて植栽した花々はおよそ2万株で、植物の高さや地形を生かし立体的でダイナミックな植栽がほどこされています。
これらの場所はドラマをまったく見ていない人が訪れても十分に楽しめる上に、富良野という立地を十分に活かした施設なので、この場所ならではの雰囲気を味わうことができるのです。